グラクソ・スミスクライン株式会社から、アリクストラに関する資料が送られてきた。
昨日、電話したばかりなのに、対応がおそろしく早い。
それによると、硬膜外カテーテル挿入や抜去に関する海外の学会のガイドラインはまちまちで、例えばアリクストラ投与後のカテーテル抜去のタイミングは最短で 20~22 時間(DGAI: ドイツ)、その他の学会は一様に 36 時間だった。
カテーテル抜去後のアリクストラ投与のタイミングはさらにばらつきが大きく、最短で 2~4 時間(DGAI: ドイツ)、最長で 12 時間(SEDAR: スペイン、BARA: ベルギー)だった。
早く日本麻酔科学会でもビシっとガイドラインを作ってもらい、一刻も早くスッキリしたいものだ。
2013年2月27日水曜日
2013年2月26日火曜日
抗凝固薬・抗血小板薬の休薬期間
ウチの病院で抗凝固薬・抗血小板薬の休薬期間のマニュアルが改訂されることになった。
前回のマニュアルが作成されてから数年が経ち、新しい薬がいくつか発売されたこと、各種学会でガイドラインが整備されたことにより、改訂の必要が生じたのだそうだ。
それで前回載せられなかった区域麻酔の際の休薬期間に関するマニュアルを、今回の改訂版では載せるために整備することになった。
しかしこれが予想していたよりもはるかにたいへんで、ちょっと困ってしまった。
一つには、よくよく調べてみると、確固たる休薬期間のエビデンスがない薬物が少なくないことが挙げられる。
製薬会社に問い合わせても、それについては調べられていないとか、薬物動態からするとだいたい○○日ぐらいですかネェ・・・などとグレーな答しか得られないことが多かった。
また、薬物によっては権威ある学会のガイドラインによる休薬期間が、添付文書による記載と矛盾することもある。
こうなると学会のガイドラインが何を根拠に作成されているのか、全くわからなくなってしまう。
前回のマニュアルが作成されてから数年が経ち、新しい薬がいくつか発売されたこと、各種学会でガイドラインが整備されたことにより、改訂の必要が生じたのだそうだ。
それで前回載せられなかった区域麻酔の際の休薬期間に関するマニュアルを、今回の改訂版では載せるために整備することになった。
しかしこれが予想していたよりもはるかにたいへんで、ちょっと困ってしまった。
一つには、よくよく調べてみると、確固たる休薬期間のエビデンスがない薬物が少なくないことが挙げられる。
製薬会社に問い合わせても、それについては調べられていないとか、薬物動態からするとだいたい○○日ぐらいですかネェ・・・などとグレーな答しか得られないことが多かった。
また、薬物によっては権威ある学会のガイドラインによる休薬期間が、添付文書による記載と矛盾することもある。
こうなると学会のガイドラインが何を根拠に作成されているのか、全くわからなくなってしまう。
2013年2月22日金曜日
臨床麻酔2月号制覇!
医局の自分のメールボックスをのぞいたら、献本として臨床麻酔の2月号が入っていた。
自分では筆頭著者として論文を書いた覚えはないのでおかしいとは思ったのだが、中を見てみて共同著者として講座にひとつ、ブリーフレポートに一つ論文が載っていて、それで送ってもらえたのだと合点した。
それぞれの筆頭著者の努力が実って良かったと思って臨床麻酔を本棚にしまおうとして、背表紙に「fMRI の最前線」と書いてあるのに気がついた。
これはもしや・・・と思い、また臨床麻酔を開いてみたら、案の定、ウチの医局の K アニキの fMRI に関する総説が載っていた。
合計3本の論文がウチから一度に掲載されたわけで、初めてのことではないにしても、けっこうすごいと感心してしまった。
みんなけっこうがんばってる。
自分では筆頭著者として論文を書いた覚えはないのでおかしいとは思ったのだが、中を見てみて共同著者として講座にひとつ、ブリーフレポートに一つ論文が載っていて、それで送ってもらえたのだと合点した。
それぞれの筆頭著者の努力が実って良かったと思って臨床麻酔を本棚にしまおうとして、背表紙に「fMRI の最前線」と書いてあるのに気がついた。
これはもしや・・・と思い、また臨床麻酔を開いてみたら、案の定、ウチの医局の K アニキの fMRI に関する総説が載っていた。
合計3本の論文がウチから一度に掲載されたわけで、初めてのことではないにしても、けっこうすごいと感心してしまった。
みんなけっこうがんばってる。
2013年2月20日水曜日
どっちが指導者だか・・・
米国の某大学の医学生 K 君が、数週間前からウチの大学に来ている。
先週は別の外科系診療科で過ごしていたのだが、今週から麻酔科での実習が始まり、ウチの学生に混じって彼らとほとんど同じメニューをこなしているというわけだ。
日本で過ごしたことのある K 君は多少、日本語ができるのだが、やはり主に英語でのやりとりになってしまう。
自分ももちろんすっかりサビついた英語で応対しているのだが、昨日は K 君に 「どこで英語習ったの?なかなかいいね」 とほめられてしまった(ホメてもらえた(笑))。
英語が母国語の人を応対する時には本当によくあるパターンなのだが、日本語を使って日本人の医学生の指導をする場合はこうはならないわけで、こうなるとなんだかどっちが指導者だかわからないと、思わず苦笑してしまった。
先週は別の外科系診療科で過ごしていたのだが、今週から麻酔科での実習が始まり、ウチの学生に混じって彼らとほとんど同じメニューをこなしているというわけだ。
日本で過ごしたことのある K 君は多少、日本語ができるのだが、やはり主に英語でのやりとりになってしまう。
自分ももちろんすっかりサビついた英語で応対しているのだが、昨日は K 君に 「どこで英語習ったの?なかなかいいね」 とほめられてしまった(ホメてもらえた(笑))。
英語が母国語の人を応対する時には本当によくあるパターンなのだが、日本語を使って日本人の医学生の指導をする場合はこうはならないわけで、こうなるとなんだかどっちが指導者だかわからないと、思わず苦笑してしまった。
2013年2月16日土曜日
OSCE 外部評価者
今回初めて他大学の OSCE 外部評価者を務めることになり、今日、新幹線で東海地方の某大学に出かけてきた。
最初は大学キャンパス内のバス停から集合場所までの行き方もよくわからなくて心細い感じがしたが、その某大学の先生方も教育機構の先生もとても親切でいろいろと教えて下さり、評価者としての任務に関しては問題なく遂行できたと思う。
帰りはダッシュで新幹線の駅へ向かった。
全てのひかりが止まるわけではないので、おみやげを吟味する時間があまりなく、結局買ったのは茶ってら。
うなぎ関係のおみやげにもかなり心が動いたが、じっくり考える時間がなかったのが残念。
2013年2月15日金曜日
チョコもらった
午後7時過ぎだったように思うが、研究室で文献検索をしていたら、廊下で何人かの声がしたかと思ったら、ドアをノックする音が聞こえてきた。
数人で同時に来たようなので何ごとかと思ったら、若い女医さんたちがやって来て、なんとチョコを手渡してくれたのだ。
例年だと日勤帯にオペ室でチョコを受け取ってそれで終わりなのだが、今年は展開が少し違った。
というのは、笑顔でチョコを手渡してくれた女医さんの顔を見ると、なんと額にくっきりと横に一文字のゴムの跡が・・・。
ついさっきまでオペ室で汗水垂らして働いていたのに、附属病院からはるばる隣の研究棟までこのためにやって来てくれたっていうわけなんだね・・・。
なんかちょっと嬉しかった(笑)。
現実の世界とは逆に、もしも若い男性医師が女性の上司にプレゼントを渡すという風習があったとしたら、怠け者だった自分はきっとやらなかったかもしくはものすごく億劫に感じたことだろうと思う。
数人で同時に来たようなので何ごとかと思ったら、若い女医さんたちがやって来て、なんとチョコを手渡してくれたのだ。
例年だと日勤帯にオペ室でチョコを受け取ってそれで終わりなのだが、今年は展開が少し違った。
というのは、笑顔でチョコを手渡してくれた女医さんの顔を見ると、なんと額にくっきりと横に一文字のゴムの跡が・・・。
ついさっきまでオペ室で汗水垂らして働いていたのに、附属病院からはるばる隣の研究棟までこのためにやって来てくれたっていうわけなんだね・・・。
なんかちょっと嬉しかった(笑)。
現実の世界とは逆に、もしも若い男性医師が女性の上司にプレゼントを渡すという風習があったとしたら、怠け者だった自分はきっとやらなかったかもしくはものすごく億劫に感じたことだろうと思う。
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